厚生労働省は、放課後児童 クラブ数や登録児童数などの調査を毎年実施していますが、12月25日に2019年5月1日現在の実施状況を公表しました。
放課後児童クラブの実施状況(厚生労働省)
これによると、全国の施設数は2万5881カ所(前年比553カ所増)、利用児童数は129万9307人(同6万4941人増)で、ともに過去最多を更新しました。
各学年の割合は1年生(31.0%)、2年生(27.6%)、3年生(21.7%)、4年生(11.5%)、5年生(5.4%)、6年生(2.7%)で全ての学年で前年を上回っています。
規模別では、45人までの支援の単位(注)が約73%と最も多く、71人以上は4.2%でした(松戸市学童保育の会が運営している8つのクラブのうち6つのクラブが71人を超えています。これは75%に当たります)。
待機児童は1万8261人で、過去最多を更新。前年比982人増で、2018年の増加数(109人)の約9倍でした。
利用料は6000円未満が最も多く全体の46.3%で、6000円以上1万円未満が33.2%、1万円以上1万4千円以下が10.5%、1万4千円以上が4.3%で、おやつ代だけが5.7%でした。
常勤職員は児童数の増加にともない36,220人から51,105人に増加しています。
(注)「支援の単位」とは、「放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準」により、児童の集団の規模を示す基準として2015 年度から導入したものであり、児童の放課後児童クラブでの活動は、この「支援の単位」を基本として行うこととなった。(同実況情況より)