「おひさまフェスタ2019」に543人が参加

暦の上では冬ですが、冬とは思えないほどの暖かさの中、11月30日(土)に上本郷小学校校庭で当法人主催の遊びの祭典『おひさまフェスタ』を開催しました。

今年度は、松戸市の委託化により12クラブから8クラブに減少した中での開催になりました。それに加えて、他の法人へ委託された上本郷児童クラブが、子どもたちや支援員の強い希望により、参加できました。
毎年恒例になった「とめ剣200人を目指せ!」では、今年は112回と昨年を下回ってしまいましたが、参加クラブが減少した中では健闘したと思います。

遊びのコーナーでは、けん玉、もしかめとコマ長回しに行列ができていました。見に来てくれたお父さんお母さんに見せようと、女の子が何度もけん玉にチャレンジして「やったー!」と成功して喜ぶ姿が印象的でした。コマでは、もう戦う相手がいなくなるまでやり続けて、最後には成功シールを獲得している男の子もいました。一輪車のコーナーでは20mを7.5秒で走った女の子が「7.5秒、すごいでしょ!」と自慢げに話していました。
校庭に隠された宝箱を探して、その中に入っている問題を解いていく「回答中」では、漫画・ワンピースの問題が解けず、フェスタの実行委員長に答えを聞きに来た男の子たちがいました。意外とワンピースは今の子どもたちには知られていないのかな、とジェネレーションギャップを感じてしまいました(笑)。

マンカラのコーナーでは、この日はじめてマンカラを覚えた女の子が、おはじきを置いていく向きが反対になったり、ゆっくり戸惑いながらやっていても、対戦相手の上級生の女の子は、笑顔で待っていてくれました。そんな対戦が終わったところで、後ろから声をかけてくれた男の子「なんだ、僕が教えてあげられれば良かったね」。みんな同じ学童の子なのかな、と思ったらこの日この場で出会ったばかりの子どもたちでした。他学童との交流と、2人の心の温かさが嬉しく感じられる場面でした。

遊びのコーナーの後は、代表大会です。各学童からコマ・けん玉の技自慢を3名ずつ選んで、他の学童と競い合いました。今年度は各クラブの支援員も参加できるようになり、支援員が子どもたちから大声援を受ける場面もあり、各クラブの士気や団結力の高まりを感じました。コマでは高木児童クラブの男の子がただひとり最高難度の「鯉の滝登り」に挑戦し、けん玉では最高難度「ロケット」まで出来たクラブがたくさん出ました。

最後は遊びのコーナーでの成功者だけが挑戦できるチャンピオン大会。コマの長回しでは50人以上の子どもたちが挑戦し、頂点を競い合っていました。寒風台わくわく児童クラブが見事優勝し、支援員と喜び合っていました。
けん玉の「もしかめ」には100人近くの子どもたちが挑戦しました。音楽に合わせて約4分間、けん玉の玉を一度も落とさずにやり通します。高学年の子どもが、成功まであと5秒ほどで落ちてしまって大変残念でしたが、その頑張りに対して低学年の子どもたちから「おしいー!」「あとちょっとだったのにー!」との声があがっていました。途中で落ちてしまい泣いてしまった女の子もいて、子どもたちがこれだけ熱中できる伝統遊びの力には驚かされます。

この日は学童児365人、保護者151人、幼児26人、OB 1人の計543人が参加しました。開催に当たって、本郷谷市長からお祝いのメッセージをいただいたほか、校庭を使わせていただいた上本郷小学校の教頭先生や、松戸市の子育て支援課の職員も見学に来てくださいました。なにより当日はたくさんの保護者の皆様にお手伝いをしていただきました。会場までの引率してくださったお母さん、遊びのコーナーで1時間長縄を回し続けてくれたお父さん、正門・南門で安全管理をして頂いた保護者の皆様、本当にありがとうございました。
稲垣洋輔(フェスタ実行委員長・北部放課後児童クラブ支援員)