理事長あいさつ 20周年に寄せて

 

特定非営利活動法人 松戸市学童保育の会
理事長 鈴木三惠

2002年9月28日「特定非営利活動法人 松戸市学童保育の会」は、それまでの多くの諸先輩方が築き上げてきた松戸の学童保育の歴史と理念を引き継ぎ、事業運営を継承発展させるために設立されました。草創期に就任した理事は学童保育所の元保護者や元指導員でした。運営委員会の委員として自分の学童保育所の運営や保育内容づくりには実績がありましたが、複数個所を担う法人の運営は初めてであり、当初は手探りでの運営となりました。

松戸の学童保育を築き上げてきた横山幹雄さんを初代理事長(2002~2011)に迎えましたが、軌道に乗るまで大変苦労されたと思います。理事長を退いた後に病で他界され、偉大な功労者を失ってしまった事はとても残念です。この場をお借りして感謝の言葉を贈らせていただきます。

法人のこの20年間のあゆみは、決して平坦なものではありませんでした。特に、市による保育料の統一化や補助金の仕組みが変更される度に、当法人の財政が圧迫されてしまうという事態もありました。このことは職員の処遇に直結する大きな問題になりました。
子どもたちが日々楽しく通うようにするためには、毎日接する指導員が長く働き続けられることが必要だと考えています。運転資金を切り崩しながら、出来るだけ指導員の給与を保障し、指導員の理解と協力を得てこの事態を乗り越えてきました。

2014年の「松戸市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例」の施行、2019年の委託事業化等の大きな制度変更によって、学童保育がより公的なものに前進したと感じています。近年は市で担当する子育て支援課の理解と努力によって委託金が拡充されつつあり、今後も指導員を大切にする姿勢を守り続けたいと思います。
委託事業化の際に、運営するクラブが12小学校区から8小学校区となってしまいましたが、単に子どもたちを預かるのではなく、子どもたちの放課後や長期休暇の生活を通して健やかに成長発達する保育内容を、保護者とともに築き続けたいと考えています。

児童数の増加による施設の不足、子どもたちが生活する環境整備、指導員の処遇改善、新型コロナウィルスの感染対策、保育内容のさらなる向上など多くの課題がありますが、20周年を機に改めて松戸の学童保育の歴史の継承と発展に向けて努力していく所存です。

今後ともご理解ご協力、ご指導のほどよろしくお願いいたします。