ザリガニと一緒に持ち帰ったのは「優しさ」でした
河原塚放課後児童クラブ

10月始めの土曜日、猛暑も和らぎ秋の気配満載のお散歩日和。
これから寒くなるからザリガニ釣りは今日あたりが最後になるかも、との会話から、久しぶりに春木川散歩に行きました。
春木川から少し離れたとある狩り場(学童トップシークレット事項のため、場所は明かせません)で釣り始めます。
30匹くらい釣れた頃、釣りに飽きた3年生以下は近辺探索&虫トカゲ探しにいってしまい、4年生の2人だけで黙々と釣っていました。

しばらくすると二人がこんな事を話してくれました。
「僕たちが1年生の頃は毎日散歩で春木川来たのにね」
「人(子ども)が多くて散歩行くのも大変になっちゃって、全然散歩これなくなっちゃったね」
「ザリガニ釣りなんてしたことないんじゃないかな、1年生。楽しいのにね」
「このザリガニ学童に持って帰って、1年生にザリガニ釣り体験させたいな」

確かに。急激に児童数が増え、それに伴い子どもたちを外に連れ出す機会がなくなりました。

4年生の彼らが1年生の頃は、高学年が1年生を連れて10人ほどの集団で、彼ら高学年が長年の探索の結果である自慢の狩り場めぐりをしたものです。その狩り場が荒らされない様に、ルールと複数の散歩チームとの取り決めがあり、それを普段の学童生活で約束が守れると認められた者だけが高学年から教えてもらい、引き継がれて狩り場が守られて来ました。

それが3年ほど前から40人を超える集団となり、車が来ていても安全確認をせず道路に飛び出すなど、ヒヤッとする場面が急増。行き来も倍以上の時間がかかり、次第に困難になってしまったのです。

改めて多人数保育というのは、支援員だけではなく子どもたちにも不自由さを感じさせるものだと、彼らの言葉に痛感させられました。
そんな散歩のルールの1つ、ザリガニや蛙、魚はキャッチ&リリースがお約束です。

でも散歩に連れて行けない現状を飲み込み、自分たちが味わった楽しさを下の子に味あわせたいという二人の優しいい気持ちが嬉しくて、週明けの月曜日に特別企画<ザリガニ釣り>をするために、50匹以上釣って持ち帰ることにしました。
日曜を挟んで高温が続き、月曜日に生存していたザリガニは20匹ほどになっていましたが、初めてやるザリガニ釣りは楽しかったと大盛況。

「触れないけど、釣れたよ!」「釣れなかったけど、ハサミで挟んでつかんでいるのを見るの楽しかった!」と興奮して報告してくれました。
心優しい元祖野人ペアに感謝だね。ありがとう♡

支援員・星野