風強く雲の流れが早い晴れた日、3年生の女の子たちと空を眺めていました。
「見てみて!あの雲、カニの形じゃない?」、「ホントだ!」と子どもたち…。「あっ、あれは犬じゃない?」、「うん、うん!」。
どれどれ?と見てみる確かにそれっぽく見える。
生き物だけでなく、「今度はかじったドーナツみたいじゃない?」と、急に出てきた予想外の見え方にみんなで爆笑!
黒い雲を見ては「あれはコーヒーをこぼした雲だね!」。その子その子の見方が出てきます。
「ねぇ、あの雲は”わたがし”みたいじゃない?」、「雲は大体”わたがし”みたいじゃない?」のツッコミにもまた大笑い。
子どもたちにとって雲はいろいろな形に見えているみたいです。
何気なく空に浮かぶ雲を眺めて見方を共感できたり、笑い合えたりする時間ってステキだなと思って子どもたちのやり取りを見ていました。
しばらくそのまま空を眺めているとなんと空に虹が!!
「けちゃっぷ!カメラカメラ!!!」と。急いで学童にカメラを取りに行くも、戻ったときにはかなり薄くなってしまい、写真にうまく写らず。せっかく出てきた虹の写真が撮れずに残念がっていると、また新たな虹が!普段写真を撮られるのを嫌がっていた子も、この時は良い笑顔で写っていました。
その後、消えては現れての虹に大興奮の子どもたち。暗くなるまで虹を眺め、7回も虹が見られました。
「あたし、初めて虹を7回も見られた♪」と嬉しそうに話してくれました。
子どもたちにとって貴重な体験ができた一日でした。
支援員・田中啓允